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子供達と防災を考える

更新日:2024年7月31日

 防災訓練と言えば、スタンドパイプや消火器の操作、仮設トイレの組立といったところが定番ですが、そこでは、子供達の存在が全く忘れられていました。しかし、避難所運営においては、要支援者への配慮はもとより、子供達への配慮が不可欠いう事が、直近の大地震の際でも明らかになっています。それには、子供達を交えた日頃からの家族での防災への取り組みが大切です。

 二丁目自治会では今年1月、「防災工作」をテーマに子供達にも積極的に参加を呼びかけたところ、田園調布中学校から校長先生を始め、生徒会の役員の子供達が代表で参加してくれました。そして、これをきっかけに先日は、田園調布小学校毎年恒例の「わくわくスクール」に講師として招かれ、「防災工作」とともに、災害時には私達の生活がどう変わるのかをお話ししてきました。

 その前には雪谷の松仙小学校にも招かれ、実際に体育館での宿泊体験や、街歩き等を通して、災害をより身近に感じてもらいました。これらにおいて共通しているのは、子供の目線で防災を考えるという事です。もう一つ大切な事は、子供達は地域防災を推進するメンバーと家庭を結ぶ触媒の役割を果たしているという事です。子供達が動けば、その両親も一緒に動きます。そしてこれは事防災に留まらず、地域活動全てに共通する事でもあります。

 まだ小学生という事で幼く、落ち着きもありませんが、大人きちんと向き合えば、無邪気にそして素直に反応してくれます。そんな貴重な体験が出来た一週間でした。







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