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令和6年度田園調布二丁目自治会 総会

更新日:2024年5月18日





令和6年度の田園調布二丁目自治会総会が5月11日(土)、シニアステーションにて開催されました。役員他、新しく選任された班長さんも出席され、令和5年度の活動報告、会計及び監査報告に引き続き、本年年度の活動予定について、が吉田副会長より説明があり、最後に役員人事が各役員の留任を基本に承認されました。

 本年度の活動方針については、昨年度の改革への第一歩に続き、引継ぎ(Take over )の年という位置付けで、会員みなさんの協力の元、様々な改革を推し進める事が了承されました。その内容については以下のとおりとなりますので、ご一読ください。


      「本年度の活動予定~新しい地域活動の在り方を目指して」


 昨年、年度初めの総会において、「本年度を新たな自治会の改革に向けての第一歩としたい」と申し上げた事を覚えておられるでしょうか。しかし、そうは言ったものの、では、どの様にして改革を進めたものか、実際には手探りの状況だったというのが、正直な所でした。ただ、活動を進めて行くに従って、解決すべき課題が見えてきました。それは世代交代という問題です。これは、二丁目に限らず、日本中の自治会が、更に言えばあらゆる企業や組織が抱える問題でもあります。二丁目は、他の自治会の方が羨むほど、固い結束と実行力を誇ってきました。ただ、いつまでも、これまで活動の中心となってきた方達に頼る訳にいはいきません。かといって、早急なで場当たり的な対応はいずれ破綻します。そういう意味で、今年はリレー種目で言う所の「Take over zone(バトンを引き継ぐ)」にあたると言えます。

 従来の自治会活動というのは、一部の役員や経験者の個人的な奉仕により運営されてきた事は事実です。そして他の一般会員と言えば、それに感謝しつつも一歩控えたところで活動を静観しているというが現状でした。しかし、昨年、例年にも増して様々なイベントを開催する事により見えてきた事があります。それは一つ一つのイベントが単独で開催されているというのではなく、全てが繋ががっているという事です。そして、最初は単に参加するだけだった方が、今度はお手伝いをしていただく側に回っておられるのです。これは単なる義務感からではなく、みんなで一緒にイベントに携わる事に喜びを感じて頂いてているという事だと私は信じています。そこに、私達が目指すべきものが見えてきた様なきがしました。

 これまでの自治会活動は、現役を退いた方がその人脈や経験を生かして、奉仕するというイメージがありました。現役の方、或いは子育て真っ最中の方にはおよそ縁の無い、極端な話、煩わしいものでしかありませんでした。確かに10年前までは、それでも問題はなかったのです。しかし、役員の高齢化は進む一方、行政からの依頼は「自助」という名の元に増えるばかりです。おまけにここでも「デジタル化」の波は押し寄せてきています。私はで「デジタル化」こそ、今、自治会が抱える問題を解決する鍵だと考えています。昨年から運用を始めたホームページはその第一歩です。

 このホームページの最大の特徴は速報性と双方向性です。今日終わったイベントの記事が翌日にはアップされている。そして、この4月からは、会員なら誰でも記事を投稿出来る様になりました。これは他の自治会ホームページでは考えられない機能です。このホームページの機能の充実と、LINE等の既設のネットワークの積極的な活用が今後の自治会活動に大きな変革をもたらすのではないかと考えています。

 また、デジタル化はシニアの方にこそ有効に活用していただきたと思います。今年1月、シニアの方を対象にスマホ教室を開催しましたが、参加された方の多くははその便利さに興味を示され、最近では、シニアクラブの活動に試験的にYou Tubeを導入して、その効用を測っているところです。しかし、一方的にデジタル化を進めるだけでは本当の意味でのデジタル化にはなりません。デジタル程、脆弱なものは無いというのは、先の能登の大地震でも明らかです。従来のアナログ的な手法で補完する事で初めて、真のデジタル化が実現します。今年の2月、設置された屋外掲示板はその象徴です。従来から二丁目では近隣の商店のご協力で、イベントの度にポスターの掲示をお願いしてきましたが、この地道な方法こそが二丁目の活動の大きな支えになっています。

 そして、問題を解決するもう一つの鍵、それは「Diversity(多様性)」です。多様性と一口に言ってもその範囲は広く、性別や年齢はもとより、国籍、宗教、障害の有無等様々です。従来、日本人は同じカテゴリーの人達が集まる傾向がありますが、実は「Diversity(多様性)」にはもう一つ、大きなカテゴリーがあります。それは組織です。二丁目自治会は従来から緩やかで寛容な運営で、近隣の自治会や商店会とも友好的な関係を維持してきました。昨年からは更にそれを推し進め、バザーやハロウインでは近隣の商店の皆さんの協力を得て、参加者の方にも喜んでいただいています。グリーンフェスタでは田園調布小学校からの申し出で二丁目自治会との合同チームが結成され、子供達からシニアまでが揃う理想的なチームが出来上がりました。そして、駅前で毎年開催される田年調布フェアでは、田園調布商店街振興組合のご厚意と田園調布小学校のご協力で「Den Den 音頭」が披露されました。今年1月の防災訓練では田園調布中学校の生徒会のみなさんが特別参加してくれました。

 今年は、「デジタル化の推進」と「Diversityの実現」を二本の柱に、もっと大切な課題である「世代交代」に向けて取り組んで行く予定です。昨年がその第一歩である「ホップ」とすれば今年は「引き継ぎtake overステップ」の年となります。今後は会員の方の負担を如何に軽減するかという課題に取り組みながら、 「より開かれた、参加する事が楽しくなる様な自治会」を目指して様々な工夫、改革を推し進めてまいりますので、皆さんのご理解、ご協力を宜しくお願いいたします。

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